院長コラムCOLUMN
中国河南省での漢方研修記③
2025.09.04
〜3⽇⽬〜
南陽張仲景病院
南陽は漢⽅治療の原点を作った偉⼈、張仲景先⽣の故郷です。今回の旅はこの張仲景先⽣のおられた地への巡礼を主⽬的として企画されました。今から 1800 年前に、傷寒雑病論を記し、体質と症状に合わせて治し⽅を体系化した⼈です 。最も⾝近な例では「太陽病、項背強⼏几、無汗、悪⾵者、葛根湯主之」と“⾵邪のひきはじめで⾸や背中がこわばり悪寒がする⼈に葛根湯を使いなさい”というふうに葛根湯の使い⽅を記しています。現代⽇本に住む私達でも⾝近に使っている医学知識は彼の発明によるものなのです。この張仲景の名を冠した張仲景病院では鍼および按摩の施術をしていただきました。額・頭頂・腹部・両⼿両⾜に針をしてもらいましたがとても気持ちよかったです。院内には独⾃に開発した漢⽅薬が販売されており、⾯⽩い仕組みでした。⽇曜⽇にも関わらず対応をして下さり感謝です。
医聖祠
張仲景博物館張仲景先⽣を祀る医聖祠を訪問しました。⽇本の公的な団体がここを訪問したのは、丁度私が⽣まれた 1982 年以来とのことでした。当時の⽮数道明先⽣達が訪問された際に作られた⽯碑もありました。この⽯碑の後ろには訪問を記念して植えられた桜の樹があり、春になると沢⼭の⼈々が桜の花と⽯碑を背景に写真を撮りにこられるようです。医学を通した⽇本と中国の交流がひっそりとこのような形で息づいていることが、とても嬉しかったです。そして 43 年ぶりの⽇中の伝統医学の交わりの場に⽴ち会わせて頂くことができて、とても光栄でした。張仲景先⽣のお墓は静謐で神聖な雰囲気を湛えており、⼼を無にしてお祈りさせて頂きました。
またこの医聖祠の隣にオープンしたばかりの巨⼤な博物館がありました。張仲景先⽣の巨⼤な像の頭頂には北⽃七星と易の64 卦が描かれておりました。医学は宇宙の哲理の⼀部であるという東洋医学的な世界観が表現されていました。
中国河南省での漢方研修記④に続く
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院長/ 山本 |
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院長 | 院長 | / | 院長 | 院長 | / | / |
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※日曜は原則月2回診療します。
漢方内科
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