院長コラムCOLUMN

麻疹ワクチンについて

2024.03.15

麻疹の感染は2月24日にUAEから関西国際空港に到着した便の乗客に相次いで確認されておりましたが、3月12日には京都市在住の男性患者の感染について新たに京都市から発表がありました。ここ数日の麻疹関連の報道により麻疹ワクチンの接種を希望される方が急増しています。

ワクチンには麻疹単独ワクチンと麻疹風疹ワクチン(MRワクチン)がありますが、

麻疹単独ワクチンは2024年1月に製造中止となっており再開目処が立っておりません。

MRワクチンについては、麻疹関連の報道で需要が急増しており供給が追いついていない状況となっております。当院で確保していたワクチンの在庫は3月14日中に全て予約が埋まってしまっており、現在新たな入荷の目処はたっていない状況です。何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。

以下本邦におけるワクチンの情報です。

麻疹ワクチン/MRワクチン

1972年9月30日生まで                       接種なし

1972年10月1日-1990年4月1日生まで   1回接種のみ

1990年4月2日-2000年4月1日生まで  1回接種のみ(特例接種対象者*)

2000年4月2日生以降          2回接種

*特例接種とは…2008年4月1日から5年間の期間限定で実施された2回目接種の追加措置

MRワクチンの追加接種が中学1年生、高校3年生の時期にも定期接種を受けることができた。

1回のワクチン接種で95%で抗体ができる。2回接種では99%に抗体ができる。

より確実に免疫をつけるために2006年6月からMRワクチンの2回接種が実施されるようになった。

血中抗体はワクチン接種後約2週間後から出現するが、麻疹患者と接触して緊急に発症を予防したい場合には接種後72時間以内に予防接種を受けることで発症予防が期待できる(100%ではありません)。

ワクチンの副反応 1回目の接種後2週間以内に発熱(13%)、接種後1週間前後で発疹(数%)、じんま疹(3%)、2回目では全身性副反応はかなり稀とされる。1/100-150万の確率で亜急性硬化性全脳炎(SSPE)の発症の可能性がある。

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